心を強くする

子供たちの将来に対する不安


子どもの自殺、9月1日最多 夏・春休みの終わりに集中

18歳以下の自殺人数を日付別に分析したところ、9月1日が突出して多く、夏休みなど長期休暇が明けた時期に集中していることが内閣府の調査でわかった。増加傾向がみられる8月下旬から9月上旬を前に、文部科学省は今月4日、児童・生徒への見守りを強化するなど重点的な対応を求める通知を全国の都道府県教育委員会に出した。
出典:ヤフーニュース

最近暗いニュースがまた増えてきました。
特に、いじめや不登校、自殺のニュースは
本当に心が痛みますし、学校側の対応を見ていると
不信感を覚えます。


先行き不透明という言葉を良く聞きますが
お子様の将来を不安に思う保護者からの
相談も道場には沢山あり、10年前とは
保護者の空手に対する期待が大きく
変わってきたようです。

プロジェクト2030つながれない若者たち~希望ある未来へ


空手道への期待


昔はK-1や総合格闘技ブームの影響もあり
空手の試合に出場する事を目標として
入会してくる子供や野球やサッカーなど
他のスポーツの補助として入会する子が
多くいました。

最近では、海外の空手ブームと同じように
護身のためや精神面の強化など、心を強く
したいとの思いで空手道を選んでいる
保護者が圧倒的に多くなっています。

日本におけるいじめの特徴
・いじめた人・・・・・・・1位 同じクラスの人
・いじめの相談・・・・・・1位 誰にも言わない
・いじめの発生場所・・・・1位 教室
・いじめの態様・・・・・・1位 心理的ないじめ
・学年別いじめの発生件数・1位 中学1年生



これは「日本のいじめの特徴」にあるように
仲間による、心理的ないじめ
多くなっているからでしょう。

このような時代背景の中、琉拳会では
「いじめ」に対して専門分野の方にも
ご協力を頂き最大限の力を注いでいます。


では、では強い心を作るには
どうしたらいいでしょうか?


多くの方が勘違いしているのは厳しい練習を
行えば必ず心も強くなると思っている事です。

確かに厳しい練習に耐えて頑張ることは本人の
いい経験になり自信になります。

しかし、「特訓=強い心を作る」とは必ずしも
ならいようです。

例えば
子供たちにシーバー病、オスグット、野球肩
などのスポーツ障害が大変増えているのを
ご存知ですか?

これらの症状は、たんなるオーバーワークや
フォームの問題だけではありません。

実は精神的な問題も大きく影響しているのです。

強い心を育てるには「侍の生き方」から学ぶ必要
があるのではないでしょうか。

しかし、今の世の中で死を覚悟して生きる
ということではありません。

「日常を大切に生きる」という事です。

そして、「どのように日常を生きるか?」
を道場で学んでもらいます。

私たち指導者も決して心が強いとは言えません。

しかし、
私たちは自分の弱さを知り、心を強くする方法
を学び、強くなるための努力を怠ってはいません。

これからも、子供たちに負けないように
進歩、成長していきます。



画像の説明
参考
学校におけるいじめの問題に関する基本的認識と取り組みのポイント・文部科学省
いじめ問題解決への教育的支援・奈良大学いじめ問題プロジェクト
NPO法人全国いじめ被害者の会